Part 1 オリエンテーション・動画
第1章 研修ロードマップ
動画台本ナレーション全文
Slide 01. この章は研修の地図です
Chapter 1では、エンジニア研修の全体像を見ます。ここでは、Git、Web、データベース、クラウドの細かい操作にはまだ入りません。まず、研修で何を目指すのか、どの順番で学ぶのか、分からない時にどう進めばよいのかを確認します。地図を先に持っておくと、後の章で知らない言葉が出ても、今どこを歩いているのかを見失いにくくなります。
Slide 02. ゴールは暗記ではありません
この研修のゴールは、技術用語を全部暗記することではありません。小さなWebアプリを作り、動かして確かめ、なぜそう作ったのかを自分の言葉で説明できるようにします。実務では、知らないことが出てくるのが普通です。大事なのは、調べ、試し、確認し、判断を短く言葉にして前へ進めることです。
Slide 03. 配属後の小さな仕事で考える
たとえば、配属直後に「ログイン画面に補足文言を追加して、入力エラーも少し分かりやすくしてほしい」と頼まれたとします。小さく見える仕事でも、画面を手元で動かす、既存コードを探す、直した理由を説明する、確認手順を書く、という流れがあります。この研修は、その流れを少しずつ自分で進められるようにするための練習です。
Slide 04. 24章は一つの流れです
24章は、ばらばらの講義ではありません。配属後の小さな仕事を前に進めるために、まず仕事の目的と学び方を押さえます。次に手元で動かす基礎を作り、Webアプリの仕組み、安全に届ける方法、AIの使い方へ進みます。最後は個人開発課題で、ここまでの学びを一つの成果にまとめます。
Slide 05. Part 1は仕事の見取り図
Part 1では、コードを書く前に、誰が何に困っているのかを考えます。事業価値やユーザー価値という言葉も出ますが、まずは「誰が助かるか」「何が良くなれば成功か」と考えれば大丈夫です。ここを押さえると、動くものを作るだけでなく、なぜその機能が必要なのかも説明しやすくなります。
Slide 06. Part 2は手元で動かす基礎
Part 2では、CLI、ローカル開発環境、GitとGitHub、Webの基本、既存コードの読み方を扱います。CLIはCommand Line Interfaceの略で、文字でコンピューターに指示を出す入口です。最初から慣れていなくて大丈夫です。手元で動かし、変更したところを見てもらう流れに慣れていきます。
Slide 07. Part 3はWebアプリの中心部
Part 3では、要件、データベース、API、フロントエンド、テストを扱います。APIはApplication Programming Interfaceの略で、画面や別のプログラムが機能を呼び出すための窓口です。ここで全部を別々に暗記する必要はありません。ユーザーが画面を操作してから、データが保存されるまでの流れとして見ます。
Slide 08. Part 4は安全に届ける力
Part 4では、作ったものを安全に届けるための見方を学びます。AWSなどのクラウドは、作ったアプリを公開する場所です。CI/CDは、変更をテストして届ける流れを自動化する考え方です。今は名前を全部覚えなくて大丈夫です。公開前に止める理由がないかを確認し、公開後もエラーを追えるようにします。
Slide 09. Part 5はAIを使って検証する
Part 5では、AIやLLMを、調査や実装の途中で使う練習をします。LLMはLarge Language Modelの略で、文章やコードを相談できるAIです。ただし、答えをそのまま採用する章ではありません。入力前に秘密情報がないかを見る。採用前に手元で動かす。共有前に根拠と差分を書く。この三つをセットで練習します。
Slide 10. Part 6で個人開発へ統合します
Part 6では、自由テーマの個人開発課題、既存プロダクト改善、最終確認、発表を扱います。ここまでに学んだことを使って、誰の課題を解いたのか、どんな画面とデータを作ったのか、どう確かめたのかを説明します。完成品だけでなく、判断理由、確認手順、AIをどう使ってどう確かめたかも、成果物の一部になります。
Slide 11. 分からない時の進め方
研修中に分からないことが出るのは自然です。まず、「何をしたら、何が起きたか」を短く記録します。次に、こうではないかという仮説を置き、公式ドキュメント、エラーメッセージ、実行結果を確認します。AIに聞いた場合も、答えを写すだけで終わらせません。実際に動かし、期待した結果になっているかを見ます。
Slide 12. 相談は材料を添える
相談するときに、「エラーが出ました」だけだと、相手は状況を再現しにくくなります。たとえば、「ログイン文言を追加したい。README通りに起動したら、保存時にこのエラーが出た。ここまでは試した」と書くと、次の確認に進みやすくなります。相談材料は、相手を困らせないためだけでなく、自分の状況を整理するための型です。
Slide 13. 最初の成果物は現在地の記録
Chapter 1の演習では、自己棚卸しシートと研修ロードマップを書きます。たとえば、Gitは少し触った、テストは未経験、AI活用は調べものなら使える、というように現在地を記録します。点数を付けるためではありません。重点的に学ぶ章を選び、最後の振り返りで成長を説明するための出発点にします。